ケアストリームヘルス、柔軟性に富んだバーチャル3Dソリューションを発表

未導入施設へPACS導入の足掛かりを、そして既存PACSに先進の3D機能を提供

シアトル、5月15日-ケアストリームヘルス社(以下、CSH)はPACSを導入していない医療施設や、3D機能のないPACSを使用しているユーザ向けに高性能3D機能を搭載した、KODAKケアストリームPACSソリューションを発売します。新しいケアストリーム バーチャル3Dソリューションは、スタンドアローンのワークステーションタイプから、複数のユーザがサーバへアクセスするワークグループタイプの2種類があります。

バーチャル3DソリューションはMRやCTデータを処理、比較して読影できます。また、ディスプレイ プロトコルにより画像表示を最適化し、またストリーミング技術を使用し低帯域幅であっても画像を高速に表示することが出来ます。バーチャル3Dソリューションは6月より米国で発売し、夏以降、各国でも順次発売予定です。(日本での発売時期は未定)

CSHヘルスケア インフォメーション ソリューション事業部プレジデント、Michael W. Jackmanは次のように述べました。「我々が提供する先進的3Dソリューションは、全ての機能を搭載したPACSとして、または既存のPACS環境へ、スムーズに3D機能を統合できるソリューションとして、ヘルスケア市場特有のニーズを満たしています。このバーチャル3Dソリューションは、他の3D専用ワークステーションと比べて、著しいワークフローの向上と、優れた画像を提供します」

バーチャル3Dソリューションは、放射線技師の生産性向上のために特化した専門的ビューワー機能と、簡単に拡張可能なPACSソフトウェアにより、優れた機能性と拡張性を持ったケアストリームPACSを提供します。

PACS未導入施設において3D検査画像は、バーチャル3Dサーバ又は、スタンドアローン型ワークステーションを介します。スタンドアローン型では、ユーザーは3D画像の閲覧、選んだ画像のプリント、CDへ検査結果の書き込み、他のユーザー又は必要な送付先にEメールで画像を送信することができます。ワークグループタイプは、離れた場所にいるユーザもバーチャル3Dアプリケーションに、PCに依存することなくどこからでもアクセスでき、見たい画像を閲覧し業務を遂行することができます。

CSHのバーチャル3Dソリューションは、同時にアクセスするユーザでのライセンシング(フローティングライセンス)、施設内または離れた場所からのアクセス、ユーザの好みに応じたカスタマイズが可能であり、他の3D専用ワークステーションと比較して、WebベースのPACSワークステーション上で3D画像処理が行える事による様々な利点を提供できます。3Dソリューション独自のストリーミングテクノロジーにより、内部、外部双方のユーザーに特筆すべきワークフローの利便性を提供しています。

新しいバーチャル3Dソリューションは、殆どのベンダーのPACS環境で使用することが可能です。検査が終了すると、自動的にバーチャル3Dソリューションと既存のPACS両方へデータを送信します。PACSからのデータに対し、読影前に自動的にプリフェッチを行います。また、レポート結果や長期保存、配布用として3Dソリューション上で作成した評価、注釈、3D画像、レポートをPACSに送信することができます。

CSHの高機能画像処理ツールには、MPR (Multi Planar Reconstruction)、MIP (Maximum Intensity Projection)、細胞組織定義、VR (Volume Rendering)、ベッセル解析計算機能、骨組織除去機能、登録画像のPET-CT ビューワー機能、心臓解析ツール、心臓多重位相表示機能、心臓シネ撮影機能などがあります。また、バーチャル3Dソリューションは最新及び複数の過去検査画像との自動リンク、ユーザーの画面上に表示された画像に対し、スライス厚と、自動処理機能アプリケーション間で相違の可能性を考慮する機能など、高度な検査画像比較機能があります。そして、さらに複雑な再構成機能、血管構造、及び心臓解析レポートのために、段階的で直観的なウィザードを提供しています。

CSHの3Dバーチャルソリューションは、デスクトップ上での既存RIS/PACSシステムとの完全な統合、レポート配信用Eメールサーバ機能、デスクトップ上でのサードパーティアプリケーションとの一体化(インテグレーション)など、柔軟に構成可能なオプションを提供しています。

ケアストリームヘルス社について
ケアストリームヘルス社は、メディカルおよびデンタルイメージング、ヘルスケアITソリューション、ライフサイエンス研究および新薬開発に欠かせない分子画像システム、非破壊検査用のX線フィルムとデジタルX線機器などを総合的に扱う医療用製品業界のリーダー的企業です。
前身はイーストマン・コダック社のヘルス事業部であり、2007年5月1日、トロントに拠点を置くカナダ有数の企業、オネックス社(トロント証券取引所上場、証券コード:OCX.TO)への事業譲渡によって誕生しました。さらに詳しい情報についてはホ—ムページをご覧下さい
ケアストリームヘルス株式会社(日本語) 

KODAKは、イーストマン・コダック社の登録商標でライセンス供与のもとに使用されています。